我が道を行こう!!

我が道を行こう!!

つれづれ旅行記(名古屋~那智編)

待ちに待った出発の日。
時間は午前1時半。
この時だけは眠気を忘れて、子供のように胸が高鳴る。
友人に出発の準備ができた事を電話で連絡。
車で迎えに行く。友人宅まで、車で15分ほど。
到着して合流。さあ、出発!!
とりあえず、第一目標は名古屋。真夜中なので、出来るだけ高速を使わずに行く予定だったけど、名阪国道までの西名阪自動車道は上を走ろうとのことで、高速にのった。
出発して1時間も経っていないのにパーキングでいきなり休憩(笑)。お土産を物色(おいおい)。というのは嘘で、オヤツと飲み物を調達。旅にオヤツはつきものでしょう(笑)。
再び名古屋に向けて出発。
名阪国道は玉突き事故が多いことで有名。
というのも上っていたと思っていたらいつのまにか下っているという、急峻な道路構造が原因のようだ。ドライバーは下っていることに気付かないで、いつのまにかスピードを出し過ぎる為、特に雨の日には事故が相次いでいる。
気をつけよう。無事に帰ってこそ旅は楽しいもの。
睡眠時間が少ないので、眠くなったら友人に運転交代してもらって無理しないようにしよう。
夜の名阪国道は一般車両は100キロ以上で流れている。
トラックなんかだと、140キロくらいで流れているのではないだろうか?とにかく追い越されるスピードが半端でない。
自分たちもなんだかんだ言いつつ、結構スピード出てたかも(笑)。
午前4時半頃には長島を通過。
途中休憩がてらローソンによって、朝食調達。
肉まんが美味しい季節になってきた。とフェイントをかけておいて、おでんを購入。少し肌寒かったので、おでんが食べたくなったので(笑)。こんにゃく、タマゴ、ごぼ天、巾着、ダイコン、プラス野菜ジュース。一応野菜ジュース(果汁70%野菜汁30%)で、健康に気を使っておこう(笑)。
午前6時過ぎ、名古屋に到着。名古屋城の場所を地図で確認し、現地へ向かう。朝早いので、城は開いているはずもなく、とりあえず、駐車場の前で、車内で仮眠を取ることにした。
少しでも眠っておかないと、と思って2時間ちょっと睡眠。
起きると、門の前には、すでに観光客が30~40人ほど並んでいた。
それ見て、なぜか二人で焦って、駐車場に車をとめ、行列に加わった。加わったあとで、よく考えてみると、別に先着何名様とかいう催し物でもないので、急ぐ必要は全くなかったと気付く(笑)。
午前9時城門開門!
さっそく中へ。
まずはトイレ。
ローソンで行ってから全然行ってなかったので、二人で駆け込む。
用を足して、洗面台で、顔を洗おうとすると、友人のカバンから洗顔クリームが!なんて準備のいい奴。。。借りて顔を洗ってスッキリしていると、蚊に刺された!
「かゆいなあ。。。」と呟いていると、またもや友人のカバンの中からかゆみ止めが!
。。。あなたはドラ○もんですか?(爆)
友人の用意周到さに脱帽して、トイレを後にした。
城門入ってすぐに天守閣が向こうに見える。

城外観

パンフレットをもらったので、その順路通りに進もうと決めたが、お土産屋さんにいきなり吸い込まれる二人(笑)。
店の前でシャチホコ撮影。

しゃちほこ!

帰りに買うであろうお土産を物色。
店を後にして、天守閣へ向かう。
途中、きしめん食べれる店を発見!
今回の旅は時間がないので、ゆっくり美味しい店探して食べることが出来ないかもしれない。
予算500円以内ならそこで食べようと決めて、店に近づきメニューを見ようとしていたら、店のおばさんが、「10時からです!」の一言。ということで、きしめんはお預け。
天守閣へ。

天守閣2

この前訪れた岡山城と同じく、鉄筋コンクリート造りの城内。エレベータつき。今の城内はとても近代的で、城内は城と言うより博物館。いろんな資料を見て、名古屋城が戦争で焼け落ちたことを知る。名古屋城が焼け落ちるのを見て、人々はまるでそれが現実とは思えなくて、映画をみているようだったと語ったそうだ。
戦争の爪あとは、今も深く残っていることを痛感する。
最上階からは名古屋の街がよく見えた。
思っていたよりもずっとビルが高い。自分のイメージって、あまり当てにならないものだなあと思いながら、窓の景色をしばらく見ていた。今日は空がどんより曇天。
暑いよりも良い。むしろちょうどいい感じ。
天守閣を見学し終えて、城内を散策。森があり、散歩道のように道が続いていたので、吸い込まれるように森の中へ。
木立の隙間からこぼれる弱い日差しが透き通った葉をエメラルドグリーンに輝かせる。好きな景色だなあ。。

緑

思わず写真をとる。
その森を抜けた近くに芝生の広場があり、そこで休憩。
芝生の上に寝っころがって、空を見る。

芝生
ほどよい芝生の感触は、まるで天然のベッド。
ボーっとしていたら、目の前を何かが通り過ぎた。
ん?トンボだ!
よく見ると、広場には無数のトンボが飛びかっていた。
時間の流れが止まったように、トンボの群れは縦横無尽にその空間を支配していた。友人は不意に起き上がり、トンボを追いかけ出した(笑)。その様子を見て、自分も指を天に向け、トンボが指先に止まるのを期待してじっと立っていた。
待てども待てども止まる気配なしなので、諦めてふと広場の端のほうに生えている木を見ると、そこにトンボが止まっていた!
すかさず写真をパチリ(笑)

とんぼだ。。。


現在の大阪でトンボを見る機会なんて、普通に暮らしてるとそんなにないので、とても新鮮だった。小さい頃住んでいた団地の近くで、トンボがたくさんいた場所が懐かしく思い出された。
鬼やんま、銀やんま、しおからトンボ、うーん、名前3種類くらいしか思い出せないなあ。。。
思いがけない体験に夢中になって、ずいぶん長い間その広場でくつろいだ。
おなかも減ってきたので、例のきしめん屋へ向かう。
途中で城作りの名人でもある加藤清正の像に出くわす。
かっこよかったので、写真を撮る(笑)。

加藤清正

少し歩くときしめんの旗が見えてきた。
店に入って、食券を買いカウンターで手渡す。慣れた手つきでおじさんが、きしめんを盛り付ける。いっちょあがり!

きしめん

見た目にはそうでもないように見えるが、食べると結構なボリュームだった。写真、あまりきしめんに見えないか(笑)
伸ばしてるところ撮るべきだった。ちょっと反省。
きしめん食べて、四国のうどんを思い出しながら、いつもの如く二人で、「まだまだ食えるよな。。。」とぽつり。
結局値段の関係上一杯だけにしたが、あと2、3杯は大丈夫だった。だしはやはり濃い目だった。個人的には濃い系が好きだなあ。
東京で食べた立ち食いうどんの出汁(あくまで出汁だけ 笑)も美味しかったし。
入り口にあったお土産屋さんで、ういろうを購入。
腹ごしらえもすんだところで、さあ、和歌山へ。
名古屋って観光名所はそんなにないのかな?特に行きたいところが名古屋城しか思い浮かばなかった。隠れた名所はきっとたくさんあるのだろうけど。。。
自分たちの旅行の場合、自然や古い場所が中心なので、都市部での行動は、どうしても有名どころが中心になってしまう。そういった時は下調べが必要だなと思うけど、出来るだけ何も決めずに現地に行って、偶然に出会う場所や物で楽しむというのが基本スタンスなので、計画は大雑把にしか立てない。そのほうが、より新鮮で、宝箱を開けるときのような楽しみ、冒険心が涌いてくるから。
名古屋~和歌山。下道はくねくねしてるし、どうやら日没までに着きそうにないので、今回はちょっと出費覚悟で、高速利用。
名古屋西(だったか?)から東名阪にのって、伊勢自動車道、勢和多気というところで下りる。ここからは下道。田舎道はドライブしてて、ゆっくり走る方が気持ちいい。少し小雨がぱらついていたが、気にしない、気にしない。
農家のおばさんが、庭先で火をたいている。煙がけむたい。。。
ここで重大な事に気付く。
味噌カツ食べてない!!
ああ、忘れた(笑)!
きしめんに夢中になって思いっきり3大目標の一つ、味噌カツを忘れていた。。。
まあ、きしめん食べたし良しとしよう。(←てきとうだなあ。。。笑)
和歌山那智への道中、ブックマーケットを発見!
背どり屋の血が騒ぐ(笑)
(背どり:本の背帯を見て、価値のある本を抜き取っていくこと)
友人がそんな自分の心境を察してか「寄る?」の一言
「もちろん!」即答(笑)。
ナイスな友人様、ありがとうございます。
さっそく心を躍らせ店内へ。いきなりプレミア品発見!
棚を半分も見ないうちに本は両手一杯になっていた。友人かごを持ってきてくれたので、それに入れてさらに物色。
棚見終わる頃には、かご二つに増えてました(笑)。
本日の仕入12000円なり。
それにしてもいい商品がたくさんあった。
これで品揃えもまたパワーアップ!
歯抜け状態だったつづきものも何種類かは完結で出品できる。
完結本は受注率が非常に高いのだ。
仕入も完了して、少し襲ってきていた眠気は一気に退散。
今日はこれでもう悔いはない(おおげさ)。
これで、少し時間が遅れたがまた那智を目指す。
途中、海際を走っていると、浜辺に下りることのできる場所があったので、海へ。

和歌山

釣り人と広大な太平洋。

和歌山の海辺

波は高くはないが、敷き詰められた丸いしが波にさらわれて良い音を奏でる。しばし、その音に耳を傾ける。水は綺麗な方だろう。
二人ともサンダルだったので、波に足を浸す。

波

というよりも波に襲われた(笑)
靴じゃなくて良かった。。。
新宮市内で、少し道が混んでいた。
帰宅ラッシュの時間かな?でも今日は日曜だから観光客の影響か。。。
那智に着いたのは午後6時ごろ。
那智山を上っている間にも日は暮れていく。
滝は見えるのか。。。
そんな心配をしていると、眼前に白い糸の様な滝が見えてきた!
さすがに落差日本一!高い!
けれど、辺りはすでに暗闇に包まれ始めている。
滝のふもとに着いた頃には参道は真っ暗だった。
鳥居をくぐり、石段を下りて滝のふもとへ。滝のザザザザという轟音が闇の中で空気を震わせる。写真を撮るが、暗くて写らなかった。残念。参道の照明やライトアップをしないのはやはり自然景観への影響を心配してのことなのか、明かりは一切なかった。
暗い闇の中で、滝と同化したような錯覚に陥る。
打たれてみたい(笑)。
誰もがそう思う(?)だろう。
でも滝の下は流木などで危ないに違いない。
なんてったって、落差日本一。
上から物落ちてきたら怪我どころじゃすまないし(笑)。
とりあえず目標達成。
滝は撮れなかったので、せめて入り口の石碑を撮影。

滝参道

こういう場所って、あまり写真撮らない方が良い気がするが、証拠を残すために撮影。数日前の夢のこともあったので、心配だったが、どうやら見た限りでは大丈夫そう。
とりあえず、これで目標達成!
すごいロングドライブだった(汗)。
というか、今から家に帰らないといけないんすけど。。。
車に戻り地図で帰路を確認。
遠い。。。(笑)
午後7時頃出発。
友人と運転交代しながら何とか地元へ。
無事帰宅することが出来た。
良い旅だった。
次の予定も決まっているし(笑)
いつになるかは分からないけれど、次の予定地は四国の下半分、つまり高知と徳島。前回は上半分を青春十八切符で回ったので、今度は車で四国をウロウロする予定。予定は未定だけど、近いうちに行くつもり。
そろそろ九州も射程範囲に入ってきたな。。。(笑)
次も楽しい旅行になると良いな。。。



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